Zetima CD: EPCE-5051 MD: EPYE-5051 2000.3.29.
作詩・作曲: つんく
「LOVEマシーン」「恋のダンスサイト」と大ヒットシングル曲を含むオリジナルアルバム第三弾。「おはよう」から「おやすみ」まで一日を追ったという設定のコンセプトアルバムとなっています。
まずは朝です。「〜おはよう〜」はストリングスの響きにのせてのポエム・リーディングです。ポエムの出来はおいておいて、爽やかなはじまりですね。7人(当時)のメンバーが次々と登場、ファンにはたまらないでしょうね(私はちょっと恥ずかしい)。この詩もつんくが書いたんでしょうかね。どんな顔で書いているのか興味あるところです。
ポエム・リーディングに続いては、ご存知大ヒットチューン「LOVEマシーン」。朝からこんなの聴いていいんでしょうか。朝は元気に、ということかしら。いきなりヘンなテンションになりそうですが。
続いては軽快なテンポのポップ・ロック・チューン「愛車 ローンで」です。タイトルとイントロのリフはザ・ナックの「マイ・シャローナ」のパロディ。アタマの市井から保田(多分)の掛け合いがいいですね。特に市井の歌いっぷりはちょっとびっくりです。もまれてウマくなったのね。アレンジはギターのリフを前にだしていますが、そこにストリングスもからめてやや柔らかめの印象。心地よい一曲となっています。
四曲目は「くちづけのその後」。ミディアムバラードかな。それぞれのメンバーがそこそこの長さのフレーズを歌っているので、個々の歌い方とか聴き比べてみるのも楽しいんじゃないでしょうか。よくよく聴いてみると、メインパートにはユニゾンはほとんど無いみたいです。オケはギターのバッキングが印象に残ります。またツインギターによる間奏のリフは美しいですね。意外とベースがグルービーです。ここらへんが隠し味かな。
ここでミリオンヒット曲「恋のダンスサイト」の登場です。お昼前にこれが出てくるということは、昼食にはカレーを食えということなんでしょうか。でも違うんだな。
さてお昼です。「ランチタイム 〜レバニラ炒め〜」。カレーじゃありません。内容は“モーニングマスク in 「世界の日本よ こんにちわ」”。狙いはスネークマンショウみたいなとこなんでしょうか。「レバニラ炒め」という言葉を、いろんな言い方で楽しんでしまおうというもの。司会は“ミスター・ナレーション”森本レオです。「レバニラ炒め」をサンプリングしてジングル的に用いられるテクノピースが効果的です。作ってるほうは楽しそう。
お昼も食べたところでダンス☆マン&THE BAND☆MANによる「DANCEするのだ!」。力の抜けた感じが心地よいミディアム16ビートのダンスナンバーです。明るくもやや憂いのあるメロディーラインがイイですね。クラップやら足踏みやらの仕掛けがライブ向き。後半のブレイクもね。アレンジもそれほどディスコディスコしてなくてあくまでも軽い感じ。ライブでも生オケでやってほしい曲ですね。
まだまだ夜には早いのですが、ここでしっとりとミディアムバラード、「おもいで」です。つんく得意のマイナーチューンですが、メロディーの運びが秀逸。もともと歌謡曲チックな彼の曲の中でも、特にその才能を発揮した一曲ではないでしょうか。こういう曲では飯田、保田あたりがイイ味だしますね。逆に市井、後藤あたりはちょっと辛いかな。鈴木俊介編曲だけあってギターが大活躍、アコギがカッコいいです。
夕方になりました。夜はこれからです。「原宿6:00集合」。ビートがきいた一曲です。ただこういう曲はもっと元気に歌ってもいいんじゃないかな。コーラスがなかなか面白いのですが、メインボーカルと完全に分離させているのでハーモニー感が足りないのが惜しいです。オケはラテンパーカッション大活躍。クイーカー(ゴン太くん)が効果的です。ブラスのリフでリズムがひっくり返るところ(ちょっと説明が難しい)で、いつもダマされるのは私です。
さて続いてはバラードナンバー「WHY」。本アルバム中最大の山場でしょう。メンバーたちのウィスパーボイスによる歌声を、一音ずつ切り貼りして一つのボーカルトラックを作っています(切り貼りといってもテープを切り貼りしているわけではない。念のため)。テクニカルな面に注目がいきがちですが、なんといってもメロディが美しい!ただしつんく臭があまりしないので、モーニング娘。ファンの中では好き嫌いがあるかもしれません。でもライブじゃ歌えないだろうな(やってほしいけど)。
実質的なラストはこの曲、「「、、、好きだよ!」」。コンガを全面に出したリズム、おなじみTHE BAND☆MANにホーンセクションを加え、よりゴージャスな仕上がりになっています。またボーカルパートが次々に重なる終盤は圧巻です。ただこの定位はどうなんでしょうか。ソロボーカルとパーカッションは右に、ベース、ドラムとホーンは左に完全によっています。昔のビッグバンドの雰囲気を狙ったんでしょうかね。あまり効果的だとは思えません。でも好きな曲です。
ラストは「〜おやすみ〜」です。「〜おはよう〜」と同じ曲ですが、オルゴールによる演奏で、楽しかった一日の終わりといった感じですかね。森本レオ再登場。みなさんおやすみなさい。
さて全体を見てみますと、かなりクオリティが高いです。コンセプトアルバムとしてみると構成はヨワイですが(ちょっと恥ずかしい感じも…)、楽曲の質はなかなか上等ではないでしょうか。ちょっと毒が少ないかなという気はしますが、後半からの勢いはなかなかバカにできませんね。額縁に気をとられてはいけませんよ。
コメント
「LOVEマシーン」「恋のダンスサイト」と大ヒットシングル曲を含むオリジナルアルバム第三弾。「おはよう」から「おやすみ」まで一日を追ったという設定のコンセプトアルバムとなっています。
まずは朝です。「〜おはよう〜」はストリングスの響きにのせてのポエム・リーディングです。ポエムの出来はおいておいて、爽やかなはじまりですね。7人(当時)のメンバーが次々と登場、ファンにはたまらないでしょうね(私はちょっと恥ずかしい)。この詩もつんくが書いたんでしょうかね。どんな顔で書いているのか興味あるところです。
ポエム・リーディングに続いては、ご存知大ヒットチューン「LOVEマシーン」。朝からこんなの聴いていいんでしょうか。朝は元気に、ということかしら。いきなりヘンなテンションになりそうですが。
続いては軽快なテンポのポップ・ロック・チューン「愛車 ローンで」です。タイトルとイントロのリフはザ・ナックの「マイ・シャローナ」のパロディ。アタマの市井から保田(多分)の掛け合いがいいですね。特に市井の歌いっぷりはちょっとびっくりです。もまれてウマくなったのね。アレンジはギターのリフを前にだしていますが、そこにストリングスもからめてやや柔らかめの印象。心地よい一曲となっています。
四曲目は「くちづけのその後」。ミディアムバラードかな。それぞれのメンバーがそこそこの長さのフレーズを歌っているので、個々の歌い方とか聴き比べてみるのも楽しいんじゃないでしょうか。よくよく聴いてみると、メインパートにはユニゾンはほとんど無いみたいです。オケはギターのバッキングが印象に残ります。またツインギターによる間奏のリフは美しいですね。意外とベースがグルービーです。ここらへんが隠し味かな。
ここでミリオンヒット曲「恋のダンスサイト」の登場です。お昼前にこれが出てくるということは、昼食にはカレーを食えということなんでしょうか。でも違うんだな。
さてお昼です。「ランチタイム 〜レバニラ炒め〜」。カレーじゃありません。内容は“モーニングマスク in 「世界の日本よ こんにちわ」”。狙いはスネークマンショウみたいなとこなんでしょうか。「レバニラ炒め」という言葉を、いろんな言い方で楽しんでしまおうというもの。司会は“ミスター・ナレーション”森本レオです。「レバニラ炒め」をサンプリングしてジングル的に用いられるテクノピースが効果的です。作ってるほうは楽しそう。
お昼も食べたところでダンス☆マン&THE BAND☆MANによる「DANCEするのだ!」。力の抜けた感じが心地よいミディアム16ビートのダンスナンバーです。明るくもやや憂いのあるメロディーラインがイイですね。クラップやら足踏みやらの仕掛けがライブ向き。後半のブレイクもね。アレンジもそれほどディスコディスコしてなくてあくまでも軽い感じ。ライブでも生オケでやってほしい曲ですね。
まだまだ夜には早いのですが、ここでしっとりとミディアムバラード、「おもいで」です。つんく得意のマイナーチューンですが、メロディーの運びが秀逸。もともと歌謡曲チックな彼の曲の中でも、特にその才能を発揮した一曲ではないでしょうか。こういう曲では飯田、保田あたりがイイ味だしますね。逆に市井、後藤あたりはちょっと辛いかな。鈴木俊介編曲だけあってギターが大活躍、アコギがカッコいいです。
夕方になりました。夜はこれからです。「原宿6:00集合」。ビートがきいた一曲です。ただこういう曲はもっと元気に歌ってもいいんじゃないかな。コーラスがなかなか面白いのですが、メインボーカルと完全に分離させているのでハーモニー感が足りないのが惜しいです。オケはラテンパーカッション大活躍。クイーカー(ゴン太くん)が効果的です。ブラスのリフでリズムがひっくり返るところ(ちょっと説明が難しい)で、いつもダマされるのは私です。
さて続いてはバラードナンバー「WHY」。本アルバム中最大の山場でしょう。メンバーたちのウィスパーボイスによる歌声を、一音ずつ切り貼りして一つのボーカルトラックを作っています(切り貼りといってもテープを切り貼りしているわけではない。念のため)。テクニカルな面に注目がいきがちですが、なんといってもメロディが美しい!ただしつんく臭があまりしないので、モーニング娘。ファンの中では好き嫌いがあるかもしれません。でもライブじゃ歌えないだろうな(やってほしいけど)。
実質的なラストはこの曲、「「、、、好きだよ!」」。コンガを全面に出したリズム、おなじみTHE BAND☆MANにホーンセクションを加え、よりゴージャスな仕上がりになっています。またボーカルパートが次々に重なる終盤は圧巻です。ただこの定位はどうなんでしょうか。ソロボーカルとパーカッションは右に、ベース、ドラムとホーンは左に完全によっています。昔のビッグバンドの雰囲気を狙ったんでしょうかね。あまり効果的だとは思えません。でも好きな曲です。
ラストは「〜おやすみ〜」です。「〜おはよう〜」と同じ曲ですが、オルゴールによる演奏で、楽しかった一日の終わりといった感じですかね。森本レオ再登場。みなさんおやすみなさい。
さて全体を見てみますと、かなりクオリティが高いです。コンセプトアルバムとしてみると構成はヨワイですが(ちょっと恥ずかしい感じも…)、楽曲の質はなかなか上等ではないでしょうか。ちょっと毒が少ないかなという気はしますが、後半からの勢いはなかなかバカにできませんね。額縁に気をとられてはいけませんよ。